三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

ヤンゴンでは、タイムマシンビジネスが成り立ちます!

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

雨季ですが、今日のヤンゴンは、久しぶりの晴天、暑いぐらいですね。

 

僕は、何を隠そう「元駐在員」なのです。

今ではヤンゴンで、現地人と組んで、ECサイトを運営しています。

実は、ここに至ったのは、駐在員時代に感じた「生活の不便さ」だったのです。

【目次】

日本とミャンマーを比較するのはNG

ヤンゴンに住んでいると、どうしても「日本と比べて出来てないところ」が目が付きます。

飲食店の接客態度、銀行ATMの能力、道路事情から、停電、急にお湯が出ないとか、言い出したらキリがありません。

僕は、家族がヤンゴンに来た時、最初に言ったのは「日本だったら◯◯なのに、は禁句です」と。

それを言い出すと、何から何まで嫌になって、日本に帰りたくなるからです。

日本の方が、全てにおいて素晴らしいに決まってる、比べるようにせず、目の前の生活を楽しむべきだ、というのが持論です。

しかし、この我々日本人がヤンゴンで感じる「日本と比べて出来てない」とは、言い換えれば「タイムマシンビジネスが成立つ」ということでもあります。

 

今のミャンマーは、何年前の日本なのか?

日本とミャンマーどれぐらいの経済格差(遅れている)があるのでしょうか。

ミャンマーの1人あたりの名目GDPは、1,269ドル(2017年)です。

日本がこれと同レベルだったのは、なんと、35年前の1,243ドル(1983年)でした。

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ミャンマーは、ASEAN下位GDPです( = 伸びしろがある)

「35年前の日本」が「今のミャンマー」と同じだとも言い換えられます。

(当時のドル為替など色々考慮すると、ちょっと乱暴な比較ではありますが…)

現代日本人が「35年前の日本」にタイムスリップしたのと同じと思えば、そりゃあ、不便な点について、ブーブー文句を言いたくなるのは分かります。

要は、ミャンマー人にとっては「今が普通」なので、あまり不満は無いのです。

が、日本人目線からすると「もっと良いサービス」を知っているので、逆に不便に感じるのです。

そこを突けば、ビジネスとして十分成立つのです。

日本の35年前にタイムマシンで戻ったと思って、ビジネスすれば良いのです。

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35年前の日本に戻るなら、あなたは何をしますか?

 

買い物のキャスター故障率 気になりませんか?

前置きが長くなりすみません。

僕のビジネス案は、ズバリ「カートのキャスター修理、清掃代理業」です!

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カート故障にイライラしませんでしょうか?

ミャンマーのスーパーマーケットのカートのキャスターの故障率は、30%を超えてます。

キャスターのボルトが外れてたり、キャスター自体が割れてたり、髪の毛や紐が巻き付いて、回らなかったり。

僕は、ダメカートに出会うとイライラしながらいつも思います

「日本ではありえ無い。何考えてるんや、ここの店長は?カイゼンって知らんのか?」と。

カートが、スルスルと気持ちよく動くことで、どれだけ顧客満足度を押し上げるのか分かってないのでしょうか。

大手スーパーになると、カートは数種類しかありません。

そこのカートのキャスター部の部品を大量に安く仕入れて、片っ端からスーパーへ営業回りして、その場で直してしまうのです。

汚いのは洗って、ベアリング部には油も指してあげます。

純正品のキャスターが高ければ、コピー品を作れば良いのです(ちゃんと客にはコピー品と伝えます)

これって、ニッチな分野ですし狙えませんでしょうか?

おそらく、ミャンマー人はキャスターが壊れているのは「普通」なのですが、それがいかにに気付かせるのです。

このビジネスの問題は、付加価値があまり無いことです。

誰にでも出来るので、直ぐに真似されて、売単価も下がると思います。

 

スモールビジネスの新提案

せっかくヤンゴンに住んでいるのですから、一つくらい「タイムマシンビジネス」の副業にトライしてみても良いと思いますが、如何でしょうか?

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不便と感じたのが、起業のキッカケです

駐在員の方は、皆さん本業があると思います。

その本業をするためにヤンゴンに駐在されているとは思いますが、せっかく、経済成長著しいミャンマーに、このタイミングで居れるという機会を、最大限に活かせればと思います。

ネットなどうまく駆使すれば、小さく始められることは沢山あると思います。

この「三河屋ヤンゴンECサイト」も、駐在員時代に、思いついて始めたスモールビジネスです。