三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

ミャンマーの日系企業は儲かっているのか?

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

日本では梅雨で雨が降っているようですが、ヤンゴンは今日も暑いですね〜。

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日系企業は、まだ儲かっていません。投資段階ですね。

 【目次】

 

まだ投資の段階

日本語で流れるミャンマーのビジネスニュースは「◯◯大手企業が、ミャンマー進出」とか「ティラワ経済区、総投資額が14億米ドルに達した」など、どちらかと言えば、前向きなのが多いです。

しかし、ミャンマーに住む日本人の現場レベルでいくと、まだまだ日系企業が儲かっているイメージはありません。

先日も駐在員と話していましたが「どこの日系企業も儲かってなくて、まだ投資段階ですよ」と仰ってました。

ミャンマーのマーケットとしては小さく、今、お金をかけて進出していても、まだまだ回収するのに、もう何年もかかるようです。

 

会社運営も法令遵守すると前に進めない

そもそも、日系企業として、会社設立するのも大変でして、現状のミャンマー会社法は、外資に対しては、様々な規制があり、日系企業のように「100%で、コンプライアンスを守る」という方針では、どこかの規制に引っかかってしまうようです。

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郷に入れば郷に従え、日系企業も裏工作も必要?

例えば、日系企業が「自動車部品の製造権」をミャンマーの法律にまともに従って取ろうとすると、何十もの条件を満たして(従業員数や場所、環境汚染してないとか)尚且つ、膨大な提出資料を用意して、何年もかけて取るようです。

会社運営でも、法令遵守すると前に進まないことが多いので、ある程度は「郷に入っては郷に従え」と、アンダーテーブルや、地元政府と癒着してでも、乗り越えないといけないのですが、大手企業のサラリーマン駐在員では、そこを乗り越えれないようです。

 

中国韓国企業はうまくやっている?

逆に、ミャンマーに住む、中国人や韓国人は、母国でサラリーマンしてて、たまたまミャンマーに駐在員として来ました、、というのでなくて、母国を離れて、家族も引き連れて、帰る場所も絶って、命張って大勝負に出てきている中小企業もあります。

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ミャンマーでも、中国韓国企業との価格競争があります

そういうところとは、ミャンマーの法規制も上手くかいくぐったり、日系サラリーマン駐在員と比べて、ビジネスに対する意気込みも違うので、彼らと、サバイバルすると、日系は負けてしまうと思います。

 

冒頭の話に戻りますが、ミャンマーの外から、いくらミャンマーの情報を取っても、日本人にとって、気持ちの良い記事しか目に付きませんが、実際のところは中国韓国勢に遅れをとっています。

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どのように日系企業が一歩前に出られるのか?

ミャンマーは、タイのような「日系がナンバーワン」という雰囲気はありません。

そうした中で、どのようにミャンマーで戦っていくのかを考えるのが、我々駐在員のつとめだと思います。