ミャンマーでルビーを発掘?一攫千金狙える?
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
先日、ミャンマーのネピドーで、身なりの良い45歳ぐらいのミャンマー男性と知り合いました。
何をしてるのか聞きますと「Construction & Mining」と言います。
直訳すると「建設と採掘」でしょうか。
これはキマしたね!こういう出会いを求めてたのです!(笑)
【目次】
政情不安がルビーの価格を押し上げる?
あまり知られてないんですが、実はミャンマーは、宝石資源の豊かな国で、今でも、ルビーやヒスイは、世界一の産出量を誇ります。
「ピジョン・ブラッド」(ハトの血)と呼ばれる、最高級のルビーは、ミャンマーでしか採れないのですが、なっ、なんと、なんと、小指ぐらいの大きさなのに1,620万円もします。
これらの産出地は、どこもミャンマーの少数民族の住む北側なんですが、この宝石資源を、巡ってミャンマー政府軍と、独立軍が縄張り争いをずーっと続けていたのです。
そんな政情不安も手伝って、供給不安定になり、逆に、最高級のルビーはどんどん値上がってしまい、 今日の破格につながっているのです。
天然資源があるから問題が増える?
中東の石油もそう、極東アジアの海底資源もそう、こういう天然資源があるからこそ、争いが起こるのです。
しかも、この資源は「天然」ですから、元は誰のものでもないのです。
工場で作る製品でもないです。
ですので、血を流してでも争い合うのですよね。
石油があるから、中東諸国は石油に頼ってしまい、皆んな一生懸命に学ぼうとしない。
海底資源があるから、中国は、ベトナムや日本海まで、自国領土だと主張します。
いっそ天然資源なんて、世界にいっさいなければ、どれだけ平和になるんだろうか、と僕はいつも考えています。
また、それが本当の「平等の世界」だと思います。
ルビーやヒスイは「男のロマン」です
話を戻しますと、僕はルビーやヒスイに、めちゃくちゃ興味があります。
安く仕入れられれば、儲かりますので「男のロマン」を感じます。
しかし、僕の立場は外国人ですので、話は、そんな簡単ではないと思います。
調子に乗っていると、偽物の宝石を摑まされて、騙されるのがオチですね。
※皆様も、ルビーを簡単に、ミャンマー人から購入しないほうが良いです
僕が、お願いしたのは「採掘現場をこの目で見たい」と。
彼の会社は、国軍にも顔が効くとかで、特別に、採掘できるようです。
採掘は、国軍が管理してますので、それらコネクションがなければ、難しいはずです。
国軍と癒着してるのかどうかは知りませんが、僕は「善意の第三者」として、彼から宝石を買うことは出来ますよね。
僕は彼と名刺交換をして、いつか、彼の会社と、採掘現場を見学することを約束しました。
彼は、話半分で僕の依頼を聞いてましたが、これで本当に、僕がヘルメットとヘッドランプでも持って訪問すれば、相当ビックリすると思います。
しかし、場所がミャンマーの北側、マンダレーのもっと北なんですね。
長期休みを取らないと旅程が組めないので、それが最大のネックです。
ですけど、いつか訪問したいです。
儲けたいとかより、宝物を探すようなある種「好奇心」の方が大きいです。
普通に日本で生活してて、ルビー採掘現場なんて、行けないと思います。
改めて、彼と撮った写真をみてみますと、中年太りで上半身は裸です。
宝石で儲けているのだったら、もっと身なりが良くても良いと思いますね、、
僕に、この話をしてきたのは、僕を騙そうとした(宝石売ってやろう)のかもと、この写真を冷静になって見返してみて思いました。。