三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

日本人は、必ず「日本食」に戻る。僕がヤンゴンで起業した理由。

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

 

今回は、僕が、脱サラして、ヤンゴンで起業するに至った経緯について、少しお話させていただきます。

このブログに来て頂いた方にとって三河ヤンゴンって、いったい何?日本食デリバリー?」と、最初に疑問に思われますよね。

きちんと説明できておらず、申し訳ありませんでした。

怪しいものでも、怪しい会社でもありません(笑)

【目次】

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三河ヤンゴンは、ヤンゴン日本食をネット販売する会社です

商社マンとして赴任していました

僕は、日本のとある商社(上場企業)に勤めていました。

今から6年前、ちょうど30歳の時に、バンコクに赴任が決まり、バンコクヤンゴン両方を行き来する、二重生活を送っていました。

ご存知の通り、バンコクは、世界で一番日本人が住みやすい街と言われるぐらい、日本人にとっては住みやすい街です。

ヤンゴンは、まだまだ、日本人にとっては住みよいとは言えませんね。

ヤンゴンで、部屋を借りたのですが、周りに日本食屋がなかったこともあり、毎晩、ローカル食を食べていました。

正確に言いますと、食べていたのではなく「エネルギーを吸収していた」のに近いです。
美味しくないので、左手でスマホを持って、スマホ画面を見ながら、なるべくローカル食をみずに、口の中に流し込んでいたのです。

エネルギーを口から入れないと、生きていけないからですね。

僕は、どちらかと言うと「何でも食べられる派」でした(←過去形です 笑)

20代では、バックパッカーの経験もありましたし、中国留学もしていましたので、他の人より「海外慣れしている」と思っていました。

ローカル食が、受け付けられない日本人をみては「贅沢だなぁ」と、ちょっと上から目線で見ていました。

 

赴任して半年後に事件が、、

しかし、赴任して半年くらい経ったころ、仕事もちょうど大変な時期でした。
いつものように、ローカル食を食べていた時に、急に涙が溢れてきました。

ポタポタと、料理に入るぐらいの涙が出てきたのです。

「なんで、こんな苦労してるんやろか?僕、何か悪いことしたかな?」

と、ふと思ったのです。

僕は、別に節約をするために、ローカル食を食べていたのではありません。
会社からは、海外赴任手当も貰っていましたし、お金に困っていたわけでもありません。
当時、現地法人のマネージャーをしていましたが、ローカルスタッフをうまくマネジメント出来ずに、疲れ果てていた頃でもありました。

それと重なったのです。

その日から、スイッチが入ったように、日本食ばかりを食べるようになりました。
お昼もなるべく家で弁当をこしらえて、営業外周りもしていました。

そのスイッチが入って、あることに気付いたのです。

「日本人には、日本食から離れられない遺伝子が、組み込まれいる」と。

いくら、韓国料理や、中国料理、フランス料理が美味しいといっても、毎日は食べられないでしょう。

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日本人は最後には「和食に戻る」

日本人は、世界のどこの地に行っても、最終的には、日本食(日本酒も)に戻ってくるはずだというのが、自分の経験則もあり、周りの日本人をみていても、確信しました。

この遺伝子もそうですが、日本食が世界で一番美味しいですよね。

 

バンコクにあってヤンゴンにないもの

そして、ヤンゴンバンコクを行き来していたからこそ、見えてくるものもありました。

今後、ヤンゴンがどのような変貌をとげるのか、仮にバンコクと同じ発展の道を辿るのであれば、今、バンコクでは当たり前のことを、今、ヤンゴンでスタートさせれば、ビジネスチャンスがあると考えたのです。

ASEANでは、同じ上座仏教国であるミャンマーとタイ、経済発展も、通じるものがあると思っています。

何が不便かというと、ヤンゴンでは、手軽に日本食が入手出来ませんでした。

日系スーパーに、買いにいけないこともないですが、渋滞もあり、外に出るのも億劫になります。

僕は、仕事で晩くにヘトヘトになって部屋に帰る生活だったので、なるべく仕事以外にエネルギーを使いたくない派(買い物は好きでない)でした。

日本食デリバリーが、ヤンゴンに無ければ「僕が作ればいいんだ」と、ほんと単純にそう思い立ったのです。

当初のビジネスモデルは、作りたての日本食(ラーメン、弁当、刺し身)をお届けしようと考えましたが、これは、ヤンゴンでは、非常に難しかったのです。

何故なら、ヤンゴンの日本人住居エリアは、1箇所にかたまっているわけでなく、広範囲にひろがっており、ラーメンを注文を受けても、いざ作って届けると、1時間以上かかるエリアもあり、話になりませんでした。

まずは、お酒・カップラーメン・缶詰など、単身で赴任されている方が、お部屋で一杯飲む時に、喜ばれる食材に絞って、デリバリーをスタートする予定です。

 

ミャンマー邦人数は増えている

ミャンマー在住日本人の数も、前年比30%以上の勢いで増えてはいますが、バンコクのように、数万人という規模ではないため、大手も参入しずらい今だからこそ、スモールビジネスとして成り立つと思いました(まだ、ECサイト制作中ですが、、)

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邦人数が増えれば、日本食の需要も増える?

ミャンマー邦人数  (前年比)
 2017年 2,608名 (12.7%増)
 2016年 2,315名 (30.3%増)
 2015年 1,776名 (33.5%増)
 2014年 1,330名 (49.3%増) 

この2,608名の中には、自分が希望したわけでもなく、異国の地ヤンゴンに、駐在員として飛ばされて、仕事でも辛い思いをされている方も多くいらっしゃると思います。

子供や家族が日本の場合ですとなおさら孤独にもなると思います。

そんな方に、日本食をお届けして、少しでも、明日の活力にしていただければと思っております。

今後ともよろしくお願いします。