駐在員の皆さん、工場症候群にはご注意を!
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
工場症候群(ファクトリーシンドローム)とは?
僕は、以前タイで、営業職として働いていました。
日系工場への営業ですので、ヘルメットを被って現場作業もよくこなしていました。
現場工事が、佳境に差し掛かると、毎日のように朝から晩まで工場現場に居ました。
現場作業は、色んな意味で泥臭く「男の職場化」します。
そうすると、ある症候群を発症する人がでてきます。
不適切な表現を承知で言いますが
「なぜか工場にいる女性が一段とキレイに見えてくる」のです。
掃除のおばさんも、取引先の年配の方も、普通に見えてた子もしかり。
僕は、この症状を、工場症候群(ファクトリーシンドローム)と、勝手に命名しました。
【目次】
似た症候群はいくらでもあります
あなたも過去に経験はあると思います。
例えば、スノーボードなどに行くと「ゲレンデ美人」とか言いますよね。
ゲレンデという非日常、しかも女の子たちはゴーグルをつけて、ウエアを着ていて、顔もスタイルも良く分からない。
そんな、特殊な環境下にいると、ある種の感覚が麻痺するんですね。
普通の子も、ゲレンデで会うとやけに魅力的に映ったりします。
学校でも同じですよね。
女子の割合が少ないクラスにいると、その少数の女子達が、とてもキレイに見えてきたりしますよね。
男子と女子との需要と供給のバランスが崩れているからです。
バランスが崩れているというのは、平均的ではなく「特殊な環境」なわけです。
これらの症候群(シンドローム)は、男性の割合が多い所で、起こりやすいんです。
海外進出企業の8割が製造業
東南アジアでは、製造業に従事する駐在員が多くいます。
なぜなら、海外進出する日系企業の8割以上が、製造業だからです。
どこの企業も、海外に製造拠点(工場)を持って、現地の安い労働力で、工場をまわします。
そこに、工場長や現場監督として、駐在員として日本から派遣してくるのですよね。
駐在員の彼らは製造現場もこなし、毎日のようにタイ人作業者に囲まれて、仕事のストレスも溜まってしまいますので「ファクトリーシンドロームを発症し易い環境」なのです。
夜のタイ人ホステスにハマる方も、ファクトリーシンドロームの延長です。
普通に日本で出会っても、何も感じないのに、ファクトリーシンドロームにかかっていると、タイ人が、一段と美しく魅力的に見えたりするんです。
ファクトリーシンドロームが「第二の人生」を後押しする?
僕は、今まで、ファクトリーシンドロームに発症して、人生を踏み外した人たちを、何人も見てきました。
(日本の嫁と離婚して、こっちで第二の人生歩むなど、、)しかし、僕の目線で「人生を踏み外した」のであって、当の本人は、前向きに「第二の人生」を歩み出しているのかもしれません。
彼らをそこまで突き動かせたのは、タイ人女性が、魅力的だったからではなく、ファクトリーシンドロームを発症しやすい環境で、長年働いていたからだと、僕は推測します。
これが、IT企業や、オフィスワークがメインの仕事であれば、ここまで発症しないと思うのです。
しかし、逆説的に「ファクトリーシンドロームを発症したからこそ、思いっ切り、人生を方向転換できた」ともいえます。
このシンドローム、良いのか悪いのか、分かりませんね。
【今晩の格言】
「海外工場で、日本人が自分だけの現場」では、ファクトリーシンドロームにご注意を!