三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

駐在員になってまずやること。それは現地語の習得です!

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

 

最大の後悔

僕がタイムマシンに乗れて、ミャンマーに初めて来た5年前に戻れるならミャンマー語をしっかり勉強しろ」と過去の自分に言いたいです。

僕は、今だにミャンマー語が、ほとんど話せないのです。

ミャンマー語を話せなくて、5年も普通に生活できるのは、社内のメンバーが、ある程度、英語が通じるからなんですが、それでもミャンマー語は話せるに越したことはないです。

日常会話だけでも、ミャンマー語が出来れば、僕の赴任生活も100倍近く楽しくなったと思う。

毎年、1月1日元日に「今年こそはミャンマー語やるぞ~」と意気込むのですが、仕事に追われて(言い訳ですが…)気付けばクリスマスを迎えるころになっています。

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一生懸命に「現地語」で伝えることが大切です

【目次】

 

なぜ現地語の習得が必要なのか?

理由① 現地ビジネスで有利

現地で工場を作る、現地で事務所を設立する、現地人へ商品を売る、仕入れる、これら企業活動では必ず現地人とのコミュニケーションが発生します。

そこに、ガイジンが、偉そうに英語で話して乗り込むのか、腰を低くしてミャンマー語でいくのかは、相手に対する印象が全然違ってきます。

商談などの結果にも大きな差が出ます。

少しでも話せれば、いくら下手でも「上手ですね」と褒めてくれます。

自国の言葉を話して嫌がれることはまずありません。

もし、流暢に話せれば「ミャンマーに対する本気度」を暗に伝えることができます。

 

理由② 誰とでも会話できる

当たり前なのですが、英語しかできないと「それなりの人」としか会話できないのです。

相手が大卒なら英語でもある程度伝わりますが、現場の作業者とはコミュニケーションが出来ません。

これは大きな機会損失なんです。

一番、現場に近い人から、現場の情報をとれるということは、何より現場を理解することに繋がります。

集団でカラオケに行ったとしても「ミャンマー語しか話せない可愛い子」を自分だけ指名できたりします。

誰とでも話せるメリットは計り知れません。

現地で彼女を作るのであれば、現地語で口説かないと中々落ちません。

 

理由③ 英語より価値がある!?

皆さん、ここをよく見誤ります。

ミャンマー語勉強しても、応用効かないし、だったら英語勉強した方がいいや」と皆さん言います。

一般論としては、その通りなのですが、こんなこと言う人の英語レベルは、たいしたことないのが相場ですよね。

「たいしたことない英語」と「たいしたことないミャンマー語であれば、ミャンマー語の方が価値は断然に高いのです。

なぜなら、英語を流暢に話せる人は、掃いて捨てるほどいるでしょう。

駐在員になったからと焦って「今から英語を勉強頑張ります!」という人は、まず勝ち目がないんですね。

そこはレッドオーシャン(競争相手が多い)なのです。

勝負する前から、戦う場所を間違っています。

東京都知事の小池さんは、自らカイロ大学に進学しています。

当時のカイロなんて、治安は今よりも悪かったように思う。

そこを女性一人で乗り込む気合には驚かされますよね。

そこで、アラビア語を覚えたそうで、当日、日本語とアラビア語の通訳はほぼおらず、卒業後、政府高官の大佐や、重役の通訳をしていたそうです。

その後、経済番組のキャスターに転身して、都知事と、ステップアップしていますよね。

彼女のスタートは「カイロ大学アラビア語を覚えた」ことだと僕は分析してます。

競争相手が少ないところで戦ったブルーオーシャン戦略」が、彼女の今を作っていますよね。

英語だと埋もれますが、現地語は話せる人が少ないのでチャンスなのです。

 

理由④ 現地の文化理解

「言葉」は、その国の「文化」でもあります。

人間は動物と違って言葉をもっています。

その言葉は、その地で、自然発生的に出来たものですよね。

よって、その地で、必要な言葉だけが、今も残っているとも言えます。

 

中国語で「随便(Suibian)」という単語がありますが、これは、日本語で無理やり訳すと「なんでもいいよ」ですが、中国語のニュアンスは「もっといい加減」です。

日本人は、何においても細かく繊細で、曖昧さを嫌いますよね。

だからモノ作りが上手だったり、カイゼンや改良が得意な文化背景を持ちます。

ですが、中国人は、気ままというか、いい加減な部分も多いです。

だからこそ「随便」という、日本語にない言葉が、日常的に使われていると僕は推測します。

要は、現地の人たちが、どんな意味の言葉を多用しているのか?

またその言葉が日本語に置き換えれないものであれば、そこが日本との文化の違いでもあります。

それら「言葉の違い」が、相手を理解する第一歩にもなるのです。

 

これから赴任する方、赴任し始めた方へ

現地語の習得は必須です。睡眠時間を毎日時間削ってでも、現地語に時間をかけるべきと思います。

それは、海外駐在ライフを、100倍楽しむことに繋がります。

現地語の勉強は絶対無駄にはなりません、僕が保証いたします。

あなたが、僕のように、勉強しないことを、あとで後悔して欲しくないのです。

 

【今晩の名言】

相手の心を掴むには、相手の言葉を知ることからです。