三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

駐在員は現地人をどこまで信じればよいのか?

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員の方のためのブログへようこそ。

 

今や、大手企業だけでなくとも、海外進出は当たり前の時代です。

そこのあなたも、明日、上司に呼び出されて、海外勤務を命じられるかもしれません。

いや、もう海外勤務を命じられて、何かの拍子に、ここにたどり着いたのでしょうか。

今晩の講座は、駐在員で生きていくための第一歩「疑う姿勢」についてです。

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どうしてミスが発生するのか?

現地法人に勤めだすと、何から何までやらないといけない。

当たり前です、日本人数名で、多くの現地のスタッフをコントロールしないとならず、日本より実務に費やす時間が増えるのです。

パッパッパッと、物事がスムーズに進まないのです。

日本でバリバリ仕事されていた人なら、まず、ここにストレスを感じると思う。

「これ、どこどこに送っておいて」と書類を一つ送るだけでも、日本だと3秒で、総務に依頼して終わりですが、海外ではそうなりません。

送り先が合ってるか、送るものを間違ってないか、を自分の目で確認する必要があります。

それは、英語でのコミュニケーションエラーと、文化的な違い(ルール)による認識の違いによるミスが、よく起こるからです。

自分がダブルチェックしないと、このミスは、絶対にゼロにはなりません。

 

全てのミスは自分に返ってくる

もし、日本で資料の送り間違えが発生すると、それは「総務の子の責任」でしょう。

しかし海外で同じ失敗があると「あなた(駐在員)が、きちんと教えてくれてないから」と、言い訳から始まります。

客観的にも、明らかに、その子に正当性がなくても「言い訳」されるのです。

よって、僕は、絶対に言い訳できない環境を作ることを心掛けてます。

日本では、相手を「信じる姿勢」ですが、海外では相手を「疑う姿勢」が重要です。

 

労働者 に優しい現地法律には要注意

タイでは、労働者に有利な法律が沢山あります。

従業員は月に数日「急に休んでいい権利」があります。

体調悪いんで休みます」と一言、上司にLINEすれば、それは休ませないといけません。

仕事を強要できないのです。

日本だと「馬鹿野郎!今日の打ち合わせの大切な資料、お前が今持ってんだろう!お前は休んでいいから、それだけ持ってこい!」とか、ありそうですが、そんなことタイでは通用しません。

そんなことすると、捕まります。

よって、万一、スタッフが、翌日の仕事を休んでも、困らないように、管理者は、いつも先読み計算しないとなりません。

こんなとこまで、気を使うのか?という細部まで目を光らせないとなりません。

それら「見えない確認作業」が、日本より増えるのです。

そこにイライラしているようでは、仕事になりませんし、この確認作業が、1つ1つ丁寧にできないと、海外では失敗続きとなります。

その失敗は決して、現地スタッフの責任にはなりません。

あなた、管理者の責任になるのですから。

 

【今晩の名言】

誰も信用してはいけません。信じれるのは自分だけです。