三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

日本人は、必ず「日本食」に戻る。僕がヤンゴンで起業した理由。

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

 

今回は、僕が、脱サラして、ヤンゴンで起業するに至った経緯について、少しお話させていただきます。

このブログに来て頂いた方にとって三河ヤンゴンって、いったい何?日本食デリバリー?」と、最初に疑問に思われますよね。

きちんと説明できておらず、申し訳ありませんでした。

怪しいものでも、怪しい会社でもありません(笑)

【目次】

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三河ヤンゴンは、ヤンゴン日本食をネット販売する会社です

商社マンとして赴任していました

僕は、日本のとある商社(上場企業)に勤めていました。

今から6年前、ちょうど30歳の時に、バンコクに赴任が決まり、バンコクヤンゴン両方を行き来する、二重生活を送っていました。

ご存知の通り、バンコクは、世界で一番日本人が住みやすい街と言われるぐらい、日本人にとっては住みやすい街です。

ヤンゴンは、まだまだ、日本人にとっては住みよいとは言えませんね。

ヤンゴンで、部屋を借りたのですが、周りに日本食屋がなかったこともあり、毎晩、ローカル食を食べていました。

正確に言いますと、食べていたのではなく「エネルギーを吸収していた」のに近いです。
美味しくないので、左手でスマホを持って、スマホ画面を見ながら、なるべくローカル食をみずに、口の中に流し込んでいたのです。

エネルギーを口から入れないと、生きていけないからですね。

僕は、どちらかと言うと「何でも食べられる派」でした(←過去形です 笑)

20代では、バックパッカーの経験もありましたし、中国留学もしていましたので、他の人より「海外慣れしている」と思っていました。

ローカル食が、受け付けられない日本人をみては「贅沢だなぁ」と、ちょっと上から目線で見ていました。

 

赴任して半年後に事件が、、

しかし、赴任して半年くらい経ったころ、仕事もちょうど大変な時期でした。
いつものように、ローカル食を食べていた時に、急に涙が溢れてきました。

ポタポタと、料理に入るぐらいの涙が出てきたのです。

「なんで、こんな苦労してるんやろか?僕、何か悪いことしたかな?」

と、ふと思ったのです。

僕は、別に節約をするために、ローカル食を食べていたのではありません。
会社からは、海外赴任手当も貰っていましたし、お金に困っていたわけでもありません。
当時、現地法人のマネージャーをしていましたが、ローカルスタッフをうまくマネジメント出来ずに、疲れ果てていた頃でもありました。

それと重なったのです。

その日から、スイッチが入ったように、日本食ばかりを食べるようになりました。
お昼もなるべく家で弁当をこしらえて、営業外周りもしていました。

そのスイッチが入って、あることに気付いたのです。

「日本人には、日本食から離れられない遺伝子が、組み込まれいる」と。

いくら、韓国料理や、中国料理、フランス料理が美味しいといっても、毎日は食べられないでしょう。

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日本人は最後には「和食に戻る」

日本人は、世界のどこの地に行っても、最終的には、日本食(日本酒も)に戻ってくるはずだというのが、自分の経験則もあり、周りの日本人をみていても、確信しました。

この遺伝子もそうですが、日本食が世界で一番美味しいですよね。

 

バンコクにあってヤンゴンにないもの

そして、ヤンゴンバンコクを行き来していたからこそ、見えてくるものもありました。

今後、ヤンゴンがどのような変貌をとげるのか、仮にバンコクと同じ発展の道を辿るのであれば、今、バンコクでは当たり前のことを、今、ヤンゴンでスタートさせれば、ビジネスチャンスがあると考えたのです。

ASEANでは、同じ上座仏教国であるミャンマーとタイ、経済発展も、通じるものがあると思っています。

何が不便かというと、ヤンゴンでは、手軽に日本食が入手出来ませんでした。

日系スーパーに、買いにいけないこともないですが、渋滞もあり、外に出るのも億劫になります。

僕は、仕事で晩くにヘトヘトになって部屋に帰る生活だったので、なるべく仕事以外にエネルギーを使いたくない派(買い物は好きでない)でした。

日本食デリバリーが、ヤンゴンに無ければ「僕が作ればいいんだ」と、ほんと単純にそう思い立ったのです。

当初のビジネスモデルは、作りたての日本食(ラーメン、弁当、刺し身)をお届けしようと考えましたが、これは、ヤンゴンでは、非常に難しかったのです。

何故なら、ヤンゴンの日本人住居エリアは、1箇所にかたまっているわけでなく、広範囲にひろがっており、ラーメンを注文を受けても、いざ作って届けると、1時間以上かかるエリアもあり、話になりませんでした。

まずは、お酒・カップラーメン・缶詰など、単身で赴任されている方が、お部屋で一杯飲む時に、喜ばれる食材に絞って、デリバリーをスタートする予定です。

 

ミャンマー邦人数は増えている

ミャンマー在住日本人の数も、前年比30%以上の勢いで増えてはいますが、バンコクのように、数万人という規模ではないため、大手も参入しずらい今だからこそ、スモールビジネスとして成り立つと思いました(まだ、ECサイト制作中ですが、、)

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邦人数が増えれば、日本食の需要も増える?

ミャンマー邦人数  (前年比)
 2017年 2,608名 (12.7%増)
 2016年 2,315名 (30.3%増)
 2015年 1,776名 (33.5%増)
 2014年 1,330名 (49.3%増) 

この2,608名の中には、自分が希望したわけでもなく、異国の地ヤンゴンに、駐在員として飛ばされて、仕事でも辛い思いをされている方も多くいらっしゃると思います。

子供や家族が日本の場合ですとなおさら孤独にもなると思います。

そんな方に、日本食をお届けして、少しでも、明日の活力にしていただければと思っております。

今後ともよろしくお願いします。

駐在員の天敵!それは英語ですよね。そんな英語苦手なあなたに、5つの対策方法があります

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。 

駐在員のためのブログへようこそ。

 

赴任が決まって、まず困るのが「言葉の壁」ですよね。

遊びで旅行にいくのであればいい加減な英語でもいいのですが、仕事で海外に来ている以上、業務上の指示には、ミスが有ってはいけません。

僕もあなたと同じように、大学は出たけど、英語はさっぱりでした。

駐在員になりたての頃は、本当に苦労しました。

そんな「英語で伝えないといけない。どうしようもない状況」から、僕が編み出しました「5つの対策」を、お伝えしたいと思います。

 

【目次】

 

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自分の英語が伝わらない、、どうするべき?

分からないのに「分かったフリ」はNG

たとえ中学レベルの英語であっても、目の前の仕事をしないといけないので、英語の苦手な駐在員は困るのです。

よくあるのが、相手から分からない英語でまくしたてられて「はい。はい。はい」と、流してしまうこと。

これは、絶対やってはいけません。

結局、相手に押し付けないといけない仕事を、相手に英語が伝わらない・自分が聞き取れないので、自分がやるはめになるからです。

 

対策1. 何が何でも自分が話す

相手の英語がわからなくなってきたら、相手の話を遮断して、自分が話すのです。

相手の方が英語がうまいので、自分が発信する下手な英語は聞き取ってもらえるんです。

会話の中で、自分が話す時間を長くして、自分の聞きたいこと・知りたいことを、質問する側に回るのです。

日本では「相手が話し終わるまで、自分が話してはいけない」と言われますが、海外では、そんなルールありません。

勇気を出して、相手の会話を遮断して、自分が喋り出せばいいのです。

 

対策2. 質問をして、回答を得れなければ即ツッコミ入れる

自分の質問に対して、相手から難解な英語の回答が返ってくれば、そこから会話が成立しませんよね。

しかも、原因は自分のヒアリングが悪いことなのですから。

そんな時、どのように切り返すべきでしょうか?

 

僕は「Did you complete this work?」「Can you finish this work until today?」など、YesかNo、CanかCannotで、答えれる質問だけにするのです。

そこで、結論を先に言わない系の人は、グダグダ出来ない言い訳を並べてくることが多いのです。

言い訳をする現地人には、そこでトドメを刺します

「Please answer Yes or Not」

要は、YesかNoで答えてくださいと、突っ込むんですね。

こちらは真剣な顔して。

ここで相手がテンパります。

テンパれば、こっちのペースに持ち込み「Main point is…」と自分から、話のまとめに入るんです。

 

対策3. 愛想笑いをしない。相手の目を見る

自分の発した話の後に、ニタニタ笑って終わらせる人が、日本のサラリーマン社会では多いです。

会話を円満に持って行く、日本方式ですが、これを海外でやると馬鹿っぽく見られます。

逆に、笑いなど一切入れず、常に、相手の目を見続けるんです。

日本では、面接などで、相手の目を見続けるのはタブーですが、外国人相手だと関係ないのです。

逆に「僕は真剣だ」という意思を伝えるために、僕はまばたきせずに、相手の目を見続けるようにしてます。

 

対策4. メール依頼

「後で、内容メールしといて」とか「メールで、いま話したこと送っとくから」と、メールに逃げます。

その場の会話で、聞き取れなくても、メールだと、じっくり時間を使いさえすれば、読めるし書けますよね。

しかも、履歴としてもしっかり残ります。

リアルタイムな会話では負けますが、メールでは勝てる。

分からない英文メールがきたら、全力でGoogle先生に頼るのです。

 

対策5. 「伝えたい気持ち」を全面に出す(超重要)

新人研修などでよく聞く「メラビアンの法則」です。

1971年、アメリカの心理学者メラビアンが提唱した法則でして、話し手が、聞き手に与える影響は、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つから構成されていて、それぞれの情報の影響力は、下記にになります。

 

①視覚 … 55%

②聴覚 … 38% 

③言語 … 7%

 

①視覚とは、話す人の話しぶり、動作、態度や仕草を指します。

ボディーランゲージもここに含まれます。

②聴覚とは、話すボリュームや、トーン、抑揚があるかなどです。

 「英語で伝える」のは、③言語ですので、全体の7%しかないのです。

言葉以外で、伝えたいことを表現するほうが、相手に伝わるのです。

英語の文法や、発音など気にする方が間違いなのです。

 

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言葉は、最後7%を補完するだけです

 【出典】横浜経理専門学校「基礎から学ぶビジネスマナー講座」

 

本対策は、場をわきまえてくださいね

以上、これらが、僕のオリジナルの対処法です。

必ずしもあなたの環境に合わないかもしれません。

逆に、相手に失礼にあたる可能性もあるので、ご注意してくださいね。

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伝わらず相手をイライラさせることも、、

特に伝えたいのは、対策5でして、たとえあなたの英語発音が悪いとしても、恥ずかしがらず、相手に伝える意思を、身体を使って、全面に出すことがなによりも大切です。

 

欧米の映画に出てきそうな、英語を流暢に使うビジネスマンには、僕らはいくら英語を勉強しても絶対になれないのです。

「母国語を英語とする人のように流暢にはなれない」という前提で、作戦立てる必要があるのです。

明日から、英語で、なんとかなりそうな気がしてきませんですか?

ヤンゴンでは、タイムマシンビジネスが成り立ちます!

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

雨季ですが、今日のヤンゴンは、久しぶりの晴天、暑いぐらいですね。

 

僕は、何を隠そう「元駐在員」なのです。

今ではヤンゴンで、現地人と組んで、ECサイトを運営しています。

実は、ここに至ったのは、駐在員時代に感じた「生活の不便さ」だったのです。

【目次】

日本とミャンマーを比較するのはNG

ヤンゴンに住んでいると、どうしても「日本と比べて出来てないところ」が目が付きます。

飲食店の接客態度、銀行ATMの能力、道路事情から、停電、急にお湯が出ないとか、言い出したらキリがありません。

僕は、家族がヤンゴンに来た時、最初に言ったのは「日本だったら◯◯なのに、は禁句です」と。

それを言い出すと、何から何まで嫌になって、日本に帰りたくなるからです。

日本の方が、全てにおいて素晴らしいに決まってる、比べるようにせず、目の前の生活を楽しむべきだ、というのが持論です。

しかし、この我々日本人がヤンゴンで感じる「日本と比べて出来てない」とは、言い換えれば「タイムマシンビジネスが成立つ」ということでもあります。

 

今のミャンマーは、何年前の日本なのか?

日本とミャンマーどれぐらいの経済格差(遅れている)があるのでしょうか。

ミャンマーの1人あたりの名目GDPは、1,269ドル(2017年)です。

日本がこれと同レベルだったのは、なんと、35年前の1,243ドル(1983年)でした。

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ミャンマーは、ASEAN下位GDPです( = 伸びしろがある)

「35年前の日本」が「今のミャンマー」と同じだとも言い換えられます。

(当時のドル為替など色々考慮すると、ちょっと乱暴な比較ではありますが…)

現代日本人が「35年前の日本」にタイムスリップしたのと同じと思えば、そりゃあ、不便な点について、ブーブー文句を言いたくなるのは分かります。

要は、ミャンマー人にとっては「今が普通」なので、あまり不満は無いのです。

が、日本人目線からすると「もっと良いサービス」を知っているので、逆に不便に感じるのです。

そこを突けば、ビジネスとして十分成立つのです。

日本の35年前にタイムマシンで戻ったと思って、ビジネスすれば良いのです。

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35年前の日本に戻るなら、あなたは何をしますか?

 

買い物のキャスター故障率 気になりませんか?

前置きが長くなりすみません。

僕のビジネス案は、ズバリ「カートのキャスター修理、清掃代理業」です!

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カート故障にイライラしませんでしょうか?

ミャンマーのスーパーマーケットのカートのキャスターの故障率は、30%を超えてます。

キャスターのボルトが外れてたり、キャスター自体が割れてたり、髪の毛や紐が巻き付いて、回らなかったり。

僕は、ダメカートに出会うとイライラしながらいつも思います

「日本ではありえ無い。何考えてるんや、ここの店長は?カイゼンって知らんのか?」と。

カートが、スルスルと気持ちよく動くことで、どれだけ顧客満足度を押し上げるのか分かってないのでしょうか。

大手スーパーになると、カートは数種類しかありません。

そこのカートのキャスター部の部品を大量に安く仕入れて、片っ端からスーパーへ営業回りして、その場で直してしまうのです。

汚いのは洗って、ベアリング部には油も指してあげます。

純正品のキャスターが高ければ、コピー品を作れば良いのです(ちゃんと客にはコピー品と伝えます)

これって、ニッチな分野ですし狙えませんでしょうか?

おそらく、ミャンマー人はキャスターが壊れているのは「普通」なのですが、それがいかにに気付かせるのです。

このビジネスの問題は、付加価値があまり無いことです。

誰にでも出来るので、直ぐに真似されて、売単価も下がると思います。

 

スモールビジネスの新提案

せっかくヤンゴンに住んでいるのですから、一つくらい「タイムマシンビジネス」の副業にトライしてみても良いと思いますが、如何でしょうか?

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不便と感じたのが、起業のキッカケです

駐在員の方は、皆さん本業があると思います。

その本業をするためにヤンゴンに駐在されているとは思いますが、せっかく、経済成長著しいミャンマーに、このタイミングで居れるという機会を、最大限に活かせればと思います。

ネットなどうまく駆使すれば、小さく始められることは沢山あると思います。

この「三河屋ヤンゴンECサイト」も、駐在員時代に、思いついて始めたスモールビジネスです。

【特集】侍ジャパンは、無気力試合やってよかったの?

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

今回は、駐在員ネタではないので、ごめんなさい。

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2018年6月28日、日本代表戦で起こりました

サッカー好きの僕には見逃せない、W杯日本代表の事件ですので、熱く持論を述べさせていただきます。

「よもやま話」というブログカテゴリも、今回初めて作りました。

【目次】

昨日のW杯、ポーランド対日本代表戦ですが、色んな議論がなされています。

問題は、西野監督の指示で、最終後半10分に「無気力試合」をしたことです。

僕もリアルタイムで観戦していましたが、唖然としました。

あれだけ応援していたのに、最後こんな幕切れなんですか?と後味の悪い試合となりました。

 

優先順位は「決勝トーナメント出場」

結論からいきますと「やってはいけないことをした」です。

「武士道精神がない」「良い試合が観たかったのに」という感情論だけの批判は、意味がありません。

FIFAの勝ち残りルールが、事前にそのように決まっているので、そのルールに従って「勝ち残る為」に、西野監督がとった戦術が「無気力試合」だったのですから。

感情的に日本代表を批判するのでなく、ルールを作ったFIFAを責めるべきです。

僕がぱっと思いつきましたルール不備については、、

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今回は、FIFAのルールに対して、レッドカードです!

ルール不備①

将棋プロの世界では、対局中は、通信機器が一切使えず、外部と連絡が遮断されています。

同じような処置を、ワールドカップにも適応していれば、西野監督がコロンビアの試合経過を知れないので、無気力試合にはしなかったはずです。

 

ルール不備②

例えば、審判が無気力試合と客観的に判断したら、イエローカードやレッドカードを出せるようにすればいいのです。

であれば、怖くてあんな無気力試合が出来ないはずです。

 

ルール不備③
得失点差も同順位に並んだ際に、フェアプレー(カードの数)でなく、再試合やPKだけなど直接対決の場を設けるなど。

 

過去、堀江貴文さんが、市場外取引きで、ニッポン放送の株を一気に買い占めた時も、メデイアが散々批判していましたが、彼は資本主義ルールの不備に狙いをつけて、あらかじめ戦略を立てていたのです。

ビジネスの世界でも、勝つことが全てであり、市場外取引は、法律違反したわけではありません。

勝つためには正しい選択だったと思います。

今回と同じですね。

 

次回試合の大きなマイナス要因

そこで、僕が「やってはいけない」と主張する理由は「次の試合へのマイナス影響が大きすぎるから」です。

各選手も僕らと同じようにスマホを片手に、試合後に、この問題の行方を詮索するわけです。

それらを見て、当の本人達は、絶対に良い思いはしてないはずです。

自分が、日本代表として、ワールドカップの舞台で、あんなプレーをしてしまった。

サッカー好きの子供たちに見せてはいけない、という罪悪感もあるかもしれない。

しかも、海外メデイアから批判されている、そんな精神状態で、次の試合で、より良いパフォーマンスが出せるはずがないです。

サッカーはチームプレイなので、チームの雰囲気ってとても大事なんです。

また、次の試合で、日本代表が、ピッチに入ると、観客からはブーイングで迎えられるかもしれない。

そんな状況を、西野監督が作ったとしたなら、あの選択は間違いなのです。

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次のベルギー戦、平常心で選手たちは戦えるのか?

選手も人間なのですから感情がプレーに影響して、マイナスに働くと思います。

ここが、僕が懸念している点です。

 

結果はともかくラスト10分はどうすべきだった?

仮に、残り10分を普通に戦ったとして「失点する確率」「カードをもらう確率」は、いったいどれだけあったのでしょうか?

セネガルが同点にもっていく、という外部要因として不利な確率もあったわけです。

 

①次の試合に悪い影響がある

②残り10分を普通戦った場合のリスク

 

この①と②を天秤にかけたとき、僕は「普通に戦うべき」だったと思います。

「それでも勝ったから、次の試合があるんだ」という批判もあるかもしれませんが、仮に無気力試合をしても、ボールを取られるリスク、セネガル同点リスクもあった訳で、無気力試合が、決勝トーナメント進出の唯一絶対条件ではなかったのですから。

ツイッターで、どうすべきだったか確率計算されている方もおりました。

と言いつつも、次のベルギー戦も、僕は全力で応援します。

ミャンマーだと、夜中 0:30からですが、皆さんも、頑張って起きて応援しましょう。

ガンバレ、ニッポン!!

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日本代表、初のベスト8進出できるのか?がんばれ~!

ミャンマーでルビーを発掘?一攫千金狙える?

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

 

先日、ミャンマーのネピドーで、身なりの良い45歳ぐらいのミャンマー男性と知り合いました。

何をしてるのか聞きますと「Construction & Mining」と言います。

直訳すると「建設と採掘」でしょうか。

これはキマしたね!こういう出会いを求めてたのです!(笑)

 

【目次】

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ミャンマーでは最高級ルビーが採れるのです!

政情不安がルビーの価格を押し上げる?

あまり知られてないんですが、実はミャンマーは、宝石資源の豊かな国で、今でも、ルビーやヒスイは、世界一の産出量を誇ります。

ピジョン・ブラッド」(ハトの血)と呼ばれる、最高級のルビーは、ミャンマーでしか採れないのですが、なっ、なんと、なんと、小指ぐらいの大きさなのに1,620万円もします。

これらの産出地は、どこもミャンマー少数民族の住む北側なんですが、この宝石資源を、巡ってミャンマー政府軍と、独立軍が縄張り争いをずーっと続けていたのです。

そんな政情不安も手伝って、供給不安定になり、逆に、最高級のルビーはどんどん値上がってしまい、 今日の破格につながっているのです。

 

天然資源があるから問題が増える? 

中東の石油もそう、極東アジアの海底資源もそう、こういう天然資源があるからこそ、争いが起こるのです。

しかも、この資源は「天然」ですから、元は誰のものでもないのです。

工場で作る製品でもないです。

ですので、血を流してでも争い合うのですよね。

石油があるから、中東諸国は石油に頼ってしまい、皆んな一生懸命に学ぼうとしない。

海底資源があるから、中国は、ベトナム日本海まで、自国領土だと主張します。

いっそ天然資源なんて、世界にいっさいなければ、どれだけ平和になるんだろうか、と僕はいつも考えています。

また、それが本当の「平等の世界」だと思います。

 

ルビーやヒスイは「男のロマン」です

話を戻しますと、僕はルビーやヒスイに、めちゃくちゃ興味があります。

安く仕入れられれば、儲かりますので「男のロマン」を感じます。

しかし、僕の立場は外国人ですので、話は、そんな簡単ではないと思います。

調子に乗っていると、偽物の宝石を摑まされて、騙されるのがオチですね。

※皆様も、ルビーを簡単に、ミャンマー人から購入しないほうが良いです

僕が、お願いしたのは「採掘現場をこの目で見たい」と。

彼の会社は、国軍にも顔が効くとかで、特別に、採掘できるようです。

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宝石発掘は利権が絡むため国軍とのコネが必要なのだとか

採掘は、国軍が管理してますので、それらコネクションがなければ、難しいはずです。

国軍と癒着してるのかどうかは知りませんが、僕は「善意の第三者」として、彼から宝石を買うことは出来ますよね。

僕は彼と名刺交換をして、いつか、彼の会社と、採掘現場を見学することを約束しました。

彼は、話半分で僕の依頼を聞いてましたが、これで本当に、僕がヘルメットとヘッドランプでも持って訪問すれば、相当ビックリすると思います。

しかし、場所がミャンマーの北側、マンダレーのもっと北なんですね。

長期休みを取らないと旅程が組めないので、それが最大のネックです。

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いつか発掘現場に行ってみたいです

ですけど、いつか訪問したいです。

儲けたいとかより、宝物を探すようなある種「好奇心」の方が大きいです。

普通に日本で生活してて、ルビー採掘現場なんて、行けないと思います。

改めて、彼と撮った写真をみてみますと、中年太りで上半身は裸です。

宝石で儲けているのだったら、もっと身なりが良くても良いと思いますね、、

僕に、この話をしてきたのは、僕を騙そうとした(宝石売ってやろう)のかもと、この写真を冷静になって見返してみて思いました。。

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宝石商ならもっと身なりが良くてもいいと思いますが、、

駐在員の皆さん、仕事は楽しいかね?

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

 

さて、先日、タイにある、某大手タイヤメーカーの工場に行く機会がありました。

誰でも知っている日系大手タイヤメーカーです。

工場に入るなり目に飛び込んできた、スローガンに感心しました。

『ATM』です。どんな略か想像つきますでしょうか? 

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工場のスローガンが、ATMって?

A :明るく

T :楽しく

M:前向きに

【目次】

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どんな仕事でも「楽しい」を発見したいですね

明るく、楽しく、前向きに

小学校のスローガンみたいですよね?

日本の伝統的な会社が、しかも海外工場で「楽しく」と、掲げてるのが、僕には違和感があり、また嬉しくもなりました。

これを読んだ現地人は、何を感じるのでしょうか?

一般的な工場ですと「整理整頓」とか「1円のコスト削減」とか「指示待ちでなく、自ら考えて行動」「安全第一」「報連相」のような、教科書に載っていそうなスローガンが多いと思います。

それらは、従業員の心には1㎜も響きません。

なぜなら、それらは経営者や工場長のエゴだからです。

人生の中で「働いている時間」は「寝てる時間」の次に長いと思います。

だからこそ、働いている時に、楽しくないと、一回きりの人生が勿体無いと思うのです。

ATMは、そこをうまく表現していますよね。

 

どのような仕事が理想的なの? 

まず、あなたの「仕事」に対する姿勢をお聞きしたいと思います。

■どのような仕事が理想的だと思いますか?(複数回答可)

 

・収入が安定している仕事
・自分にとって楽しい仕事
・自分の専門知識や能力が活かせる仕事
・健康を損なう心配がない仕事
・世の中のためになる仕事
・失業の心配がない仕事
・高い収入が得られる仕事


はい。あなたの回答はしっかり控えておいてくださいね。

それでは、世論調査の推移をみてみましょう。
※複数回答可ですので、合計が100%にはなりません。

 

■20年前の結果(1997年)

1位:収入が安定している 49%
2位:自分にとって楽しい 36%
3位:自分の専門知識や能力が活かせる 35%

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うーん、不景気が影響してか、安定収入が、第1位でした。

それでは、もう少し、近年の結果ですと、、

 

■10年前の結果(2007年)

1位:収入が安定している 51%
2位:自分にとって楽しい 46%
3位:自分の専門知識や能力が活かせる 32%

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2007年 世論調査より

順位は変わらず、まだ、安定志向ですね。
しかし「楽しい」が、10ポイントも急激に上がっています。

 

■去年の結果(2017年)

1位:自分にとって楽しい 60%
2位:収入が安定している 59%
3位:自分の専門知識や能力が活かせる 41%

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2017年 世論調査より

なんと「自分にとって楽しい」が、堂々の第一位になりました。

パチパチパチ。

やはり、日本人にとっても「楽しい」が、理想の仕事になっています。

あなたの結果と世論調査はどうだったでしょうか?

 

今は「仕事」を選べる立場です

別に苦労する為に、僕たち生まれてきた訳では無いですよね。

この与えられた限られた時間を、いかに楽しくするかを、真剣に考えられる時代に、僕らはいると思う。

ひと昔前だと、仕事は辛いもの、苦しいもの、だから体調壊してまでも、生活の為に、家族の為に、やり抜くことが求められました。

当時は、楽しむという考えは皆無です。

でも、今は、そうじゃない。

高いプライドさえなければ、何だって仕事はいくらでも有りますよね。

人材不足と叫ばれ続けているじゃないですか。

僕たちは、間違いなく仕事を選べる立場にいるわけです。

だったら、楽しく仕事したほうが良いですよね。

僕も『ATM』を基本姿勢に、仕事に取り組んでいきたいと思います。

このスローガンは、新しく赴任された日本人工場長が、作ったのだそうです。

チャンスがあれば、この工場長とお会いしてみたいです。

追記:皆さん、奥様からみたATM(給料引出しマシン)になってはいけませんよ。

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奥様に、このように見られるともう終わりです

 

ヤンゴン在住の方へ推奨本【社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう】

こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

今では、AmazonのKindleアプリさえ使えば、海外にいても、スマホで、日本と同じように読書が出来ます。

ひと昔前は、日本から来る出張者に、本のハンドキャリーをお願いしていましたよね。

さて、本ブログでも、僕の推奨本を、少しづつご紹介していきたいと思います。

あまり自分の趣向に偏らず「駐在員の方にオススメできる一冊」を厳選していきたいと思います。

皆様も、駐在生活が疲れましたら、読書でリフレッシュするのも一つの手だと思います。

【目次】

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! (だいわ文庫)

【書評】社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう

さすが、Chikirinさん(著者)という1冊です。

有名ブロガーの彼女が、50カ国以上も旅をした時に、行き先で感じたことを、コラム形式でまとめられたものです。

第10章「豊かであるという実感」では、ミャンマーとインドが描かれており圧巻です。

ネタバレですが、僕が考えさせられた箇所だけかいつまんでご紹介します。

ミャンマー(自由という豊かさ)

著者(女性)が、ミャンマーのお金持ちの家に招かれました。

ビルマ男性は言います「お金も、家も、車もある。俺と結婚しないか?」と詰め寄られますが、しかし、著者は、このビルマ男性より自分のほうが豊かだと感じました。

なぜなら、当時、ビルマ経済制裁を受け鎖国していたので、彼が持っているビルマ通貨は、海外旅行にもいけないし、輸入品も買えない。

著者は、日本のパスポートがあるので世界のどこへでも自由に行くことができるのです。

ビルマ人はいくらお金があっても外に出られなかったのです。

「何を持っているか、ということが、これほどまでに豊かさとは無関係なのだ」と気がついた瞬間でした。「家や車やお金なんて持っていても、私の生活は決して豊かとは言えない。豊かな人生というのはあなたのように希望や自由や選択肢のある人生なんだ」と、彼は言いたかったのです(本書抜粋)

本書は、2012年より前に書かれたもので、尚且つ、著者がビルマを訪れたのは、もっと前だと思われます。

今では、鎖国状態から開放されつつありますが、それはヤンゴンなどの都心部だけです。

mainichi.jp

ロヒャンギャ族が住む西側ラカイン州は、まだ外国人も自由に入れない鎖国状態であります。

政府軍の迫害を恐れて70万人近い難民が発生しています。

すぐ近くのヤンゴンで、僕達が、物質的な豊かさ(日本食を食べたり、運転手付いたり)を謳歌しているときにも、隣町では、生き残るために、必死になって難民生活を余儀なくされている人たちもいます。

言い出せば、きりがないのですが、豊かさとは何かを考えさせられますね。

インド(格差が意識されない社会)

著者が、インドに旅行した時ある光景をみました。

三輪自転車(リクシャー)の後部座席に乗る、小学校3年くらいの身なりの良い女の子3人です。

お揃いの紺色のスカートに白いシャツの制服、髪には可愛い飾り付きです。

アイスバーを食べながら楽しそうにしています。

しかし、その三輪自転車を引いているのは、同じぐらいの年齢の少年で、ガリガリの体に上半身裸で、下半身だけ布を巻いています。

体は、砂と汗まみれで、歯を食いしばりながら暑いなか自転車を漕いでいます。

別に、後部座席の女の子が悪くて、引いている少年が悪いわけでもありません。

どちらも、違和感がない「ただの日常」なのです。

日本でも最近よく経済格差の存在が問題視されます。それは多くの人が「格差」を意思しているからです。そしてその「格差の認識」こそが、日本が豊かな社会であることを示しています。「学校に行く子供」と「働く子供」がいる社会は、豊かな社会とはいえません。けれどもっと心が痛いのは、それを日常に受け入れてしまっている子供であり、社会です(本書抜粋)

「虐待」もそうです。
日本で、虐待がクローズアップされだしたのは、ここ十数年くらいだと思います。

実は、統計を取り出して、報告される虐待件数は増え続けているのですが、それは虐待自体が増えたのでなく、虐待というの認知が広がったからだと言われています。

自宅のお隣で、子供が泣き叫ぶ声が聞こえれば「虐待かな?通報した方がいいかな?」となります。

一昔前は「子供が悪い子として叱られたのだ」と、スルーされていたのだと思います。

虐待も社会認知がないと目に見えてこないのです。

 

「男尊女卑」もそうです。

サウジアラビアでは、先日やっと、女性に車の運転が認められました。

mainichi.jpイスラム教を厳格に守った結果、女性が自分で外に出歩くのは、他の男性との不貞行為を誘発し、社会を乱すという解釈がされていたのです。

信じられませんよね。

特に途上国は、今だに「男尊女卑」「格差」「虐待」「差別」など、これらバッドワードに、そこに住む人や、社会自体が気付いていない、普通の日常の風景と化してしまっています。

お金があるとか、モノがあるとかでなく、これらバッドワードに、気づくことができる日本の社会。

インドやミャンマーサウジアラビアと比べて、日本がいかに豊かであるのかが分かりますね。

 

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