高ストレスな駐在員ほど、旅行に出ましょう!
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
今日は、僕の個人的な趣味「一人旅」についてです。
「ヤンゴンに篭ってないで、無理して外に出ましょう」と、ヤンゴン在住の方へ伝えたいと思います。
僕は、一人旅が大好きです。
学生の頃は、バックパッカーとしてアジアの国々を歩き回りました。
旅になら幾らでもお金を使ってもいいと思います。
毎月、飛行機に乗っては新しい場所に行くことにしています。
【目次】
日常生活にスパイスを!
誰も、変化を好みません。
今ある日常や生活が、そのまま永遠に続くような錯覚に陥ることがあります。
そんな「変化しないこと」を願っている人が、実はほとんどだと思います。
今いる自分の周りの友達、家族、同僚が、変わらなければ、それはとても幸せなことだと思うんです。
しかし、環境は常に変化し続けます。
今は社会のスピードが早くなっていて「安泰」「安定」という言葉は、死語になりつつあります。
自分だけが、変化しないことを望んでも、この社会の変化は止めることが出来ません。
そんな環境の変化に適応するためには「外を知ること」だと思うんです。
いま自分がいる場所や環境だけの閉じた小さな世界ではなく、自分から外に出て、自分と違う価値観や環境に接することが、必要だと思います。
誰に会おうか、どこに行こうかと、旅の前からアレコレ考えますよね。
そして、現地で会う人から、新しい情報を得て、自分を見つめ直すことが出来るんです。
それが、僕の思う、旅の醍醐味なんですね。
「若者自殺率」が高い日本
最近、某大手広告代理店での過労死自殺や、SNS上に自殺したい若者を集った殺人事件もあり、若者の自殺問題がクローズアップされています。
フランス、ドイツ、カナダ、米国、英国、イタリアのいずれも15~34歳の若年層における死因トップは「事故」であり、自殺は日本だけだった。また、自殺死亡率も日本が最も高かった。(教育新聞)
残念なことに、日本では「こころの貧困国」なのか、自殺率が高いようです。
日本人自体が精神的に弱いのか、社会がそうさせるのか、原因はよく分かりませんが、若者にとっては、息苦しいのでしょう。
そんな時に、僕は、ミャンマーのネピドーを旅しまして、現地の人達の生活を見ていて感じたのは「仕事って、死ぬまでやる必要ない」と。
人生を謳歌しているのはどっち?
ミャンマーの田舎には、働いてるか働いてるか分からない人が、わんさかいます。
いい年して、昼間からゴロゴロしてたり、お酒飲んでたり、皆んな「仕事ファースト」じゃないんです。
たぶん「仕事サード」ぐらいですよ。
彼らから言わせると、日本の過労死自殺なんて、到底理解出来ないと思います。
そもそも、現地の言葉に「過労死自殺」と同じ意味の言葉は無いのです。
だって、そんなこと起こり得ないから、言葉自体が無いのですね。
そんな現地の人達を、自分の目で見ていれば、いつか自分が仕事で押しつぶされそうになっても、そのミャンマー田舎旅をした経験があったので、自分の命が助かる(自殺なんて考えないから)かもしれません。
僕たちは、仕事をするためだけに生きているのではありません。
会社のために生きているためでも、仕事用ロボットでもありません。
そんな時、寝転がっているミャンマー人をみると
「自分の人生を謳歌するために、僕は生きているんだ」と気付かされます。
そう考えると、先進国の日本と、途上国のミャンマー、どっちが幸せなのかよく分かりませんよね。
旅は疲れるが無理して行くべし
旅は疲れます。体力的に、本当に疲れます。
若い頃は、なんともなかったのですが、35歳過ぎるとドッと疲れが溜まります。
どうして、高齢になればなるほど「旅行 = 温泉」になるのか、最近よく分かりました。
お金掛けて、旅に出て疲れるとか、いったい何してんだと思いますし、旅を終えると、溜まった仕事が待っている(現実)と思うとゲッソリします。
しかし、この旅の刺激が、変わらない日常生活には、スパイスとして大切だと思います。
無理してでも、一人旅に出かけましょう。
ミャンマーの日系企業は儲かっているのか?
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
日本では梅雨で雨が降っているようですが、ヤンゴンは今日も暑いですね〜。
【目次】
まだ投資の段階
日本語で流れるミャンマーのビジネスニュースは「◯◯大手企業が、ミャンマー進出」とか「ティラワ経済区、総投資額が14億米ドルに達した」など、どちらかと言えば、前向きなのが多いです。
しかし、ミャンマーに住む日本人の現場レベルでいくと、まだまだ日系企業が儲かっているイメージはありません。
先日も駐在員と話していましたが「どこの日系企業も儲かってなくて、まだ投資段階ですよ」と仰ってました。
ミャンマーのマーケットとしては小さく、今、お金をかけて進出していても、まだまだ回収するのに、もう何年もかかるようです。
会社運営も法令遵守すると前に進めない
そもそも、日系企業として、会社設立するのも大変でして、現状のミャンマーの会社法は、外資に対しては、様々な規制があり、日系企業のように「100%で、コンプライアンスを守る」という方針では、どこかの規制に引っかかってしまうようです。
例えば、日系企業が「自動車部品の製造権」をミャンマーの法律にまともに従って取ろうとすると、何十もの条件を満たして(従業員数や場所、環境汚染してないとか)尚且つ、膨大な提出資料を用意して、何年もかけて取るようです。
会社運営でも、法令遵守すると前に進まないことが多いので、ある程度は「郷に入っては郷に従え」と、アンダーテーブルや、地元政府と癒着してでも、乗り越えないといけないのですが、大手企業のサラリーマン駐在員では、そこを乗り越えれないようです。
中国韓国企業はうまくやっている?
逆に、ミャンマーに住む、中国人や韓国人は、母国でサラリーマンしてて、たまたまミャンマーに駐在員として来ました、、というのでなくて、母国を離れて、家族も引き連れて、帰る場所も絶って、命張って大勝負に出てきている中小企業もあります。
そういうところとは、ミャンマーの法規制も上手くかいくぐったり、日系サラリーマン駐在員と比べて、ビジネスに対する意気込みも違うので、彼らと、サバイバルすると、日系は負けてしまうと思います。
冒頭の話に戻りますが、ミャンマーの外から、いくらミャンマーの情報を取っても、日本人にとって、気持ちの良い記事しか目に付きませんが、実際のところは中国韓国勢に遅れをとっています。
ミャンマーは、タイのような「日系がナンバーワン」という雰囲気はありません。
そうした中で、どのようにミャンマーで戦っていくのかを考えるのが、我々駐在員のつとめだと思います。
ミャンマー大卒者の就職事情は?
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
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【目次】
タクシー運転手の方が儲かる?
先日、ヤンゴンで、タクシーに乗った時、運転手がやけに英語がうまいので、どうして話せるか聞いたところ、自分は大卒だといいます。
外国人が多くなっているので、専属で数日間雇われたりもするようです。
どうして、ホワイトカラーの仕事をしないのか?と聞くと、ミャンマーの大卒がオフィスワークしても、月200ドルにしかならず、運転手だと500ドルになるようです。
「もったいないなぁ」と思いました。
主な原因は「彼らを受け入れる、企業数がミャンマーにない」からだと思います。
※日本企業のミャンマー進出数は351社のみ。お隣のタイは1,748社と約5倍の差があります。
また、ミャンマーの大学は、入学資格試験があり、そこをクリアしないと進学できません。
なんと、合格率が33%なのです。
日本のお金さえあれば、誰でも入れる状況とは違いますね。
そして、ミャンマーでは、大学進学できる家庭であることだけでも、生活水準的にも平均以上となりますので、大卒者とは、これからミャンマー経済を牽引していかないといけない存在です。
これから、経済発展が進み、うまく民営化・国際化が進んでいけば、外資系企業もガンガン入ってきて、これら優秀な人材の受け皿になるのだと思います。
日本車の恩恵
そこで、僕がいつも聞くのが「日本、中国、韓国は、どう思う?」という質問です。
「日本が良い。だって俺の車も日本車。やっぱり日本は良いよ」と。
これとまったく同じ回答を、偶然に、1日に2回も聞きました。
ミャンマーで、走っている車の9割以上は、中古の日本車です。
これは、日本人は本当に、得していると思います。
自動車という競争力の高いものを世界に売りまくっているおかげで、自動車メーカーとは関係のない全ての日本人が「すごい。素晴らしい」という印象を自動的に受けています。
いくら日本政府がODAしても、過去歴史問題、TTPの是非などがあっても、それらは個人のレベルでは、まったく関係ありません。
現地の人たちは、ただ単に 「自分が身近に使っているものが素晴らしいから、その国は素晴らしい」という単純なロジックなんですね。
運転手からすると自分の車が、一番大切な商売道具であり生命線、すぐ故障すると商売にならないから、特に思入れが強いのだと思います。
これからは韓国・中国が尊敬される?
話が変わって、東南アジアのスマホ事情といえば、韓国サムスンと、中国勢がしのぎを削っています。
AppleやSonyは、高級路線で、まったくシェアはとれていません。
サムスンに対しては財閥系で国が後押し・Appleとの特許訴訟など、また中国xiaomiは、iPhoneと外観もそっくりなど、色々問題はあるにせよ、使っている個人には関係なく「安くて品質がよければ、尊敬に値する」んです。
Xiaomiは、Amazonと似た経営思想で、利益は残さず投資に回し赤字スレスレを続けその間にマーケットシェアをごっそり奪うというもの。
こんな手法で、途上国で勝負されると、Sonyなど勝ち目はないと思います。
10年後、20年後にのミャンマーでは、どんな回答がくるのか。
「中国製スマホは安くて品質も抜群。ネットでは、いつもアリババで買い物する。中国が大好きです」という可能性も十分ありえますよね。
【今晩の格言】
今は「日本すごい」という尊敬の対象ですが、これが、未来永劫、続くとは限りません。
駐在員の皆さん、工場症候群にはご注意を!
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
工場症候群(ファクトリーシンドローム)とは?
僕は、以前タイで、営業職として働いていました。
日系工場への営業ですので、ヘルメットを被って現場作業もよくこなしていました。
現場工事が、佳境に差し掛かると、毎日のように朝から晩まで工場現場に居ました。
現場作業は、色んな意味で泥臭く「男の職場化」します。
そうすると、ある症候群を発症する人がでてきます。
不適切な表現を承知で言いますが
「なぜか工場にいる女性が一段とキレイに見えてくる」のです。
掃除のおばさんも、取引先の年配の方も、普通に見えてた子もしかり。
僕は、この症状を、工場症候群(ファクトリーシンドローム)と、勝手に命名しました。
【目次】
似た症候群はいくらでもあります
あなたも過去に経験はあると思います。
例えば、スノーボードなどに行くと「ゲレンデ美人」とか言いますよね。
ゲレンデという非日常、しかも女の子たちはゴーグルをつけて、ウエアを着ていて、顔もスタイルも良く分からない。
そんな、特殊な環境下にいると、ある種の感覚が麻痺するんですね。
普通の子も、ゲレンデで会うとやけに魅力的に映ったりします。
学校でも同じですよね。
女子の割合が少ないクラスにいると、その少数の女子達が、とてもキレイに見えてきたりしますよね。
男子と女子との需要と供給のバランスが崩れているからです。
バランスが崩れているというのは、平均的ではなく「特殊な環境」なわけです。
これらの症候群(シンドローム)は、男性の割合が多い所で、起こりやすいんです。
海外進出企業の8割が製造業
東南アジアでは、製造業に従事する駐在員が多くいます。
なぜなら、海外進出する日系企業の8割以上が、製造業だからです。
どこの企業も、海外に製造拠点(工場)を持って、現地の安い労働力で、工場をまわします。
そこに、工場長や現場監督として、駐在員として日本から派遣してくるのですよね。
駐在員の彼らは製造現場もこなし、毎日のようにタイ人作業者に囲まれて、仕事のストレスも溜まってしまいますので「ファクトリーシンドロームを発症し易い環境」なのです。
夜のタイ人ホステスにハマる方も、ファクトリーシンドロームの延長です。
普通に日本で出会っても、何も感じないのに、ファクトリーシンドロームにかかっていると、タイ人が、一段と美しく魅力的に見えたりするんです。
ファクトリーシンドロームが「第二の人生」を後押しする?
僕は、今まで、ファクトリーシンドロームに発症して、人生を踏み外した人たちを、何人も見てきました。
(日本の嫁と離婚して、こっちで第二の人生歩むなど、、)しかし、僕の目線で「人生を踏み外した」のであって、当の本人は、前向きに「第二の人生」を歩み出しているのかもしれません。
彼らをそこまで突き動かせたのは、タイ人女性が、魅力的だったからではなく、ファクトリーシンドロームを発症しやすい環境で、長年働いていたからだと、僕は推測します。
これが、IT企業や、オフィスワークがメインの仕事であれば、ここまで発症しないと思うのです。
しかし、逆説的に「ファクトリーシンドロームを発症したからこそ、思いっ切り、人生を方向転換できた」ともいえます。
このシンドローム、良いのか悪いのか、分かりませんね。
【今晩の格言】
「海外工場で、日本人が自分だけの現場」では、ファクトリーシンドロームにご注意を!
スーチーさんが頑張っても経済発展しない?
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
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いまどきのミャンマー若者事情
先日、ミャンマー人経営者から、興味深い話がきけました。
「スーチーさんが、いくら頑張っても、ミャンマー人が頑張らないと、経済成長はしない」と。
ミャンマーは、2013年より、軍政から民政に舵きりし、経済発展が見込まれています。
今年、ついに米国からの経済制裁も解除され、本格的に欧米企業も、進出してくるでしょう。
アジアのラストフロンティア(最後の開拓地)と呼ばれており、僕も、経済成長を信じてやまない派です。
しかし、経営者の彼いわく「ミャンマーの若者たちは働かない」「一生懸命働く大切さ」が、分かってないと。
働くことは働くのですが、仕事でストレスを感じるとすぐに辞めたり、給料の良いところを探したり「今より楽できる」仕事を探すようです。
【目次】
頑張れば、将来リターンがある?
僕の友人(ミャンマー人経営者)を少し紹介します。
彼は、祖父母が中国から移住してきた中華系ミャンマー人です。
奥様は日本人で、お子様もいます。
ハングリー精神の塊みたいな、お方です。
エコノミックアニマルとは彼のことです。
日本に留学し、若い頃は寝る間も惜しんで、働きまくり、アルバイトを掛け持ちして、多い時は月50万円にもなったようです。
いつ寝てるんだと思うぐらい働いたそうです。
そんな彼は、2015年にテレビ東京の経済番組「未来世紀ジパング」にも出演したことがあります。
下記、YouTube動画の3:20〜4:12をご覧くださいませ。
「ミャンマー沸騰SP その後」未来世紀ジパング 番外編(2015.6.22)
そんな彼は、
『日本では、最初は安い給料でも、一生懸命働いて、経験がついてくると、後から返ってくる。それが、ミャンマーの若者には、分かってない。「目先の給料」だけで、動いているので、非常にもったいない、可哀想だ』と、嘆いていました。
自社の若い従業員から、ミャンマーの将来を杞憂するなんて、なかなか出来ることではないと思う。
日本の若者は「目先の自分」を大切にする?
僕は、これらを聞いていて、日本で、今流行りの「ブラック企業」が、頭に浮かびました。
日本の場合は「目先の給料」ではなくて「目先の自分」になると思います。
「目先の自分」を大切にするあまり、何かストレスを感じると「ブラック」と呼んで、自己研鑽の大切な場所から逃げてしまう。
「目先の自分」ではなくて「何年後、何十年後の自分」を大切にするのであれば、「今の自分」に、ある程度は、ストレス掛けないといけないと思う。
若い時しか、寝食忘れて、一生懸命働けないと、僕も思うのです。
気合と根性のような精神論ではなく、自分に負荷を掛ける時期って、あると思うのです。
僕も偉そうなことは言える立場にないですが、彼の言わんとしてることが、良く理解できました。
【今晩の格言】
スーチーさんだけが頑張っても経済発展は難しく、
ミャンマーの若者が、未来に希望を持って、一生懸命働かないと。
海外赴任は危険なのか?日本の地震の方が危ないですよ
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
大阪北部地震発生(2018年6月18日)
本日、大阪北部地震が発生し3名の方が亡くなられました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
まだ、余震が続くようですので、十分に注意し、これ以上被害者が増えないことを願っています。
地震は日本中どこでも発生する可能性があり、事前に、発生時期や規模は、誰にも分かりません。
多くの研究者たちが、長年、地震研究しているにもかかわらず、前回の熊本地震では、気象庁が「経験則から外れた地震」と発表しているぐらいですから、本当に、予測できない・分からない、のでしょう。
【目次】
東南アジアと、日本との危険度比較
僕は、2017年1月29日に、ヤンゴン空港にいました。
僕が、空港に着いて1時間後に、同空港で、ミャンマー国民民主連盟の法律顧問が、射殺されました。
僕は、すでにチェックインを済ませて、イミグレーションに並んでいましたので、何も被害はありませんでした。
しかし、もし1時間遅れて空港に着いて、射殺された現場に運悪く出くわしていれば、流れ弾に巻き込まれていた可能性もあります。
そして、このニュースを知った友人から「危なかったね。やっぱりミャンマーは危ないね」というコメントを頂きましたが、僕には、少し違和感がありました。
このような、射殺事件や、テロなど発生する確率は、日本より高いのはその通りなのですが、天災も含めた「本人の不可抗力で亡くなるケース」の数字は、果たして日本は低いのでしょうか?
僕たちが「ミャンマーって、危ないんでしょ」という認識以上に、外国人からすると、日本は大陸プレートが4つもせめぎ合う、地震大国で、非常に危険だ、と思われてます。
僕が経験した大地震と、今後発生する確率
不謹慎なのを承知で、あえて、死亡数を数字で振り返ってみたいと思います。
35歳の僕が、過去、経験した日本の大地震は、下記となります。
35年間で、おおよそ、3万人近くの方が、地震で命を落としています。
地震は天災ですので「本人の不可抗力」であり、「不幸であった」としか言いようがありません。
この3万人という「不可抗力」の死者数と、海外赴任者が、理不尽にも、東南アジアで、テロなどに巻き込まれる確率を比較すると、圧倒的に、日本のほうが、危ないと思います。
現に、南海大地震が、30年以内に起こる可能性は70%で、東京の直下型地震も30年以内に70%と言われてますので、どちらかが起こる可能性は、90%を余裕で超えます。
経験則より地震に備えること
これから、テクノロジーが進歩して「ある程度の地震予測」はできたとしても、自然災害ですので「地震発生を止めること」は、おそらく絶対出来ません。
であれば、僕たちは、どうすれば良いのだろうか?
「経験則より、死亡する確率を下げる」
これしかありません。
大きのところでいくと、阪神大震災では、通電火災(電気が復旧して起こる災害)で亡くなった方も多かったのです。
東日本震災では、津波です。
地震が起これば高台に逃げるということを、全ての人が分かってなかった。
小さなところでいくと、古い家には住まないことです。
今、木造住宅はないかもしれませんが、鉄筋でも古いと鉄筋自体の数も少なく、倒壊の確率が上がります。
いくら新築でも直下型が真下で起これば、倒壊するのですが、僕が言っているのは確率論です。
大きな地震が起こるたびに、耐震基準は厳しくなり、建物自体が、強固になります。
新しい家の方が、基準も厳しく、壊れにくく、古い家だと基準が低く、経年劣化もあり、倒壊する確率が上がるのです。
海外で働くというチャレンジも悪くない
海外赴任者へのメッセージに、話を戻しますね。
海外で、発生するテロ事件だけみて「東南アジアは危険」と、過剰反応するのは問題ですし、若い人たちが「だから海外には出たくない」というのは、あまりにも単純過ぎると思うのです。
そんな裏には、沢山のチャンスが隠れていると思います。
日本にいても、海外に出ても、どこにでも「理不尽な死に方をする確率」はあります。
このブログを読んでいる方の中には、会社から海外駐在を打診されて、悩まれている人もいるかもしれません。
過去の地震の結果でも、お分かりの通り、危ないのはどこも一緒です。
それだったら、思いっ切って、海外にチャレンジした方が、自分の世界が広がりますので、人生トータルでみた時に「お得」だと思います。
【今晩の格言】
どこにいたっても同じ。それだったら腹くくって新しいことにチャレンジしましょうよ。
あなたは高給取りな駐在員なんです!日本とは違う働き方が求められます。
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
本社の期待を背負わされる駐在員
駐在員は、海外赴任手当など、様々な手当がつきますので、日本で働くより、給与はアップします。
会社としては「海外で大変だろうけど頑張ってね。給料アップしておくから」という建前があります。
トヨタ自動車では「3年海外赴任すると、家一軒建つ」と言われています。
※ちなみに、日本企業で、駐在員の派遣数が1番多いのは、ダントツでトヨタ自動車です。2,500人近くいます(参考記事)
【目次】
会社にかかる駐在員コスト
駐在員1名を、海外に送り出すのにかかるコストは、年間1千万円は軽く超えると言われます。
これは年収ではなく、
仮に、会社側のコストが、年間1千万円と
それは、駐在員は、会社に対して「1千万円以上の利益
あなた(駐在員)は、年間300日間、1日10時間働くとします。
あなたは、1時間あたり3,333円以上稼がないと、
どのように本社に貢献すべきなのか?
限られた時間の中で、数字を出すためには、駐在員の時間を、時給
そして、ヤンゴンで働く環境下ですと、あなた(駐在日本人)だけ、
周りのミャンマー人は、あなたの1/
ここが、日本で働く時との大きな違いで、180度、マインドリセットしないとなりません。
運転手は必要です
日本で働いているときは、よっぽどの人でない限り、自分で車を運転していますよね?
ミャンマーでは、例え、許されたとしても運転しない方が良いです。
僕が勤めていた会社は、駐在員自身に運転をさせていました。
理由は、社長自身が運転好きで、自分で運転しており「運転手なんて贅沢だ」という考えがありました。
流石に社長が運転しているのので、下っ端に運転手なんかつきませんよね。
僕は、1日平均5時間も、自分で運
もう運転だけで、その日は、ヘロヘロです。
日本で運転するより、他の車や歩行者に、気を使う事が多く、道も悪い道ばっかりですので、運転するだけで、かなりのエネルギーを消耗します。
その後、会社に戻って、
ミャンマー人運転手を1ヶ月雇っても、
時給の高い僕が、ミャンマーで運転すると、
そのメール処理は、1時間あたり3,333円以上の利益を生み出すのですから。
自腹でも「自分の時間を買う」という発想
当時、僕は、この非効率業務を、何とかカイゼンする為に「
しかし、会社は、組織ですので、自分の好き勝手にはできません。
THEサラリーマン上司から、返ってきた回答は「君だけに、特別扱いは出来ない」と。
3万円を自腹で払うと、5時間×20日=100時間とい
100時間(1ヶ月)を3
1日24時間しかないので、あともう数時間を、
僕も同じ心境で、
現地人と駐在員の給与差
何が言いたいかというと、
僕たちは、
ここは日本とは環境が大きく違いますので、運転手もそう、
日本の感覚のまま
「営業車の運転は自分でやるもの」
「
「見積りは担当営業が作るもの」
【今晩の格言】
物価の安いところでの戦い方に、早く切り替えないといけません。