三河屋ヤンゴンBLOG

日本食デリバリー「三河屋ヤンゴン」を運営する店長がヤンゴンの日々を綴ります!

日本が世界に誇れるのは、家電じゃないですよ

こんばんは。@三河ヤンゴンです。

駐在員のためのブログへようこそ。

今日は、少し遠回しに「日本食の魅力」を伝えたいと思います。

 

【目次】

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白物家電は中国韓国企業が席捲してます

「家電」はもう他国に追いつかれてます

日本が世界に誇れるものは、いくつかあります。

特に「モノ作り、技術力」は、製造業に関わる皆さんはプライドを持たれていますね。

しかし、こと家電に関しては、各社の惨敗していますね。

原因は、デジタル化&コモディティ化が進んで、中国・韓国企業でも、簡単に作れてしまうようになったからです。

日本企業でしか作れない家電はもう世の中には一つもありません。

有名な話で、Ipodが発売された時に、日本の技術者は、Ipodを買って、バラしてみたところ、何も新しい技術が使われてなくて

「何だ、驚くことはない。技術的には何も真新しいことはない」と、余裕でタカをくくっていたそうです。

「新しく売れる商品=新しい技術」と勘違いしていたのでしょう。

それじゃあダメですよね。

先日、中国企業のファーウェイが、日本に研究所を作るので、新卒給料40万円で募集をかけたところ「中国が日本の技術を狙ってる!」と的外れな指摘がありました。

日本の新卒にそんな、優れた技術力があれば、シャープがあんなことになるはずがありません。

どんな「盗まれては困る技術」のことを言ってるのか、具体的に聞いてみたいですね。

余談はさておき、日本が世界に誇れるものは、家電ではありません。

クルマも今後は厳しくなると思います。

何かというとズバリ「日本の食文化」です。

 

和食の競争力(100年経っても追い抜けない)

和食は、薄味ながら、素材の味をしっかり出そうとしており、食感や見た目、載せる皿にまで拘ってますよね。

海・山・田と、何でも採れる日本列島だからこそ、多種多様な食材が集まり、各地で美味しい郷土料理が生まれました。

季節感を食に求めたりもします。

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和食は最強の競争力を持っています

一汁三菜をベースにしていてとてもヘルシーですね。

ホントに言うこと無しですね。

ここまで洗練された食文化が、他にあるでしょうか?

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのも記憶に新しいですよね。

韓国、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、と食べ比べてみてください。

申し訳ないですが、和食に勝てる要素は何にもないと思います。

総合点でいくと、和食が100点だとすると、アジア諸国は30点ぐらいです。

それぐらいの差があります(100年経っても追いつけないと思います)

フランスとかイタリアぐらいでも80点ぐらいでしょうか。

僕は、そこまで口が肥えている方ではなないですが、海外に来るたびに「よくこんな不味いもの毎日食べれるな」と、現地の食べ物に思うわけです。

 

南アフリカの「なんちゃって寿司」

数年前に、2週間ほど南アフリカに出張で行きました。

彼らの食文化は、毎日朝から肉やソーセージや、夜もフライドポテトやステーキでした「肉!肉!肉!」ですね。

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南アフリカは三食お肉です

他国の食文化を否定するわけではないですが、さすがに「肉食べてればいいや」という食文化は、なにか薄っぺらい気がします。

また、周りの現地人を見渡しても、おデブちゃんばっかりでした。

こんな食生活してたら、誰でも肥りますね。

当時「これ以上、肉は食べれない」ということで、近くのショッピングモールの「なんちゃって寿司」を食べに行きました。

回転寿司で、黒人の方が握って(正確に言うとネタをのせてるだけ)ました。

しかし、これの不味いこと不味いこと。

南アフリカでは、お寿司は決して安くはありません。

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この写真のお寿司ですが、日本円で600円近くします。が、米はパサパサ、ネタも新鮮じゃない、ゴマの振掛けが全体の味を邪魔してる、お皿は薄っぺらいプラスティックのとか、突っ込みどころ満載です。

 

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マヨネーズが多かったり、唐揚げがのっかってたり、それら多少は、現地人に受けるような味付け、現地化(ローカリゼーション)されたお寿司であるのは分かりますが、それを差し引いても、酷いです。

日本食って、もっと美味しいはずです。

こんな風に日本食が広まると「日本食が可哀想になってきます」ね。

 

海外で日本食を広げる「和橋」

料理の良いところは「著作権や特許がない」ことです。

僕が、ヤンゴンで、牛丼屋を始めたからといって、吉野家から「特許侵害」と言われることは絶対ないですね。

あの日本食の美味しさと、作り方さえ知っていれば、誰でも勝負できるんです。

他国でビジネスをする人を、中国人の華僑に対して、日本人は和僑(わきょう)と言います。

今後、日本の優れた食文化を広げる和僑が、もっと増えてくれればな、と切に思います。

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日本食好きな外国人は増えています

僕もそんな日本食に魅せられた一人です。

今は、ヤンゴンに住む日本人に向けた、日本食販売に特化していますが、いずれは他国の人にも、販路をひろげていければと考えています。

少しでも現地の方が、日本食を通じて日本のことを好きになってくれればと思っています。