駐在員の悩み「渋滞」僕はこうして乗り切った
こんばんは。@三河屋ヤンゴンです。
駐在員のためのブログへようこそ。
僕は、駐在員時代、バンコクに5年住んでいました。
当初の悩みのタネは「渋滞」でした。
【目次】
この写真の通り、バンコク市内の渋滞は、年々ひどくなっていた印象です。
交通手段は、電車もあるのですが、日本と比べるとエリアも狭く貧弱です。
やはり自動車に頼るしかありません。
東南アジアはどこも同じような状況ですね。
僕は、年間4万キロ走っていました
当時、僕は、営業車として新車を与えられており、4年間で16万キロ走りました。
1年4万キロですね。
平均時速50キロで走ったと仮定して、4万÷50km=800時間(←1年間で車に乗っている合計時間)それを、24時間で割ると33日間です。
実に『1年間で、1ヶ月以上は、車の中にいる』のです。
しかも、時速50キロ計算ですから、渋滞分を入れると、もっと長い時間、車の中にいると思います。
ここまで長時間、車内にるとなると、ここで何をすれば、自分のためになるのかを真剣に考えるようになりました。
僕が試行錯誤した「車内活動7選」
①睡眠 ★★★☆☆
とくにかく寝る。そして「寝溜め」した分、帰宅してから、深夜まで仕事に取り掛かる。
しかし、寝てる間も、営業電話が掛かってくるので、そのつど起こされます。
また、昼間に何時間も寝て、深夜まで仕事すると、どうしても生活のリズムが狂ってしまい、全体的な作業効率が下がっていまいます。
ベッドに横になるまでの回復は見込めませんが、目をつぶって車に揺られて寝るのは、慣れれば心地よいです。
朝早くから出勤する人は、尚更「寝れる技術」が求められます。
②ノートパソコン ★☆☆☆☆
膝にパソコンを載せてのメール処理。
出来なくもないですが、前かがみになり、小さい文字を凝視しているため、車酔いします。体力も消耗が激しいです。
メール処理も、ディスクでやるのと比べてパフォーマンスは半分以下に落ちます。
これだと割り切って仕事をやらない方が良いかもしれません。
「酔わないメガネ」をフランスから個人輸入して試してみましたが、結果はあまり変わりませんでした。
③スマホで読書(Kinddle)★★★★☆
スマホは、前かがみになることだけ注意すれば、パソコン作業よりは酔わないです。
Kinddle読み放題プランを申し込んで、僕は、4年間で、何百冊もの本を読んだと思う。
しかし、車酔いがないわけではないので、☆は一つ減らしています。
④オーディオブック ★★★★☆
自分が、車を運転していても、これは使えます。
Amazonのオーディオブックサービスで「Audible」がありますので、慣れてくると読書と同じ感覚になります。
今では、IOSで「読み上げ機能」があり、これとKindleを組み合わせれば、活字ベースの書物では、全てがオーディオブックになります。
⑤ビジネスオンデマンド ★★★★★
経済番組(ワールドビジネスサテライト、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿)が、月々500円で見放題になるアプリです。
自宅のWi-Fiで、スマホにダウンロードしておき、それを車内で流すのです。
自分が運転するとき人も、僕はラジオ代わりに聴いていました。
このアプリ、海外では使えない(海外からのアクセスは遮断)ので、プロキシサーバー(日本を経由してネットにアクセス)サービスに入らないとなりません。
僕は、月額360円で、ここのプロキシサーバーサービスを利用しています。
自宅でダウンロードするのが一手間かかるのが難点ですね。
⑥電話を折り返す ★★★☆☆
事務所にいるときは、メール処理など事務作業に集中します。
そのときに掛かってくる電話は基本は受けない。
そして、車に乗車するなり「先程電話とれなくて申し訳ありません」と、電話を折り返し始めるのです。
電話は酔わないです。
しかし、高速に入ったり、電波の悪い工場団地に入ると使えないです。
また電話を受けない行為は「レスポンスの悪い営業マン」としてうつりますので、諸刃の剣です。
⑦瞑想&アウトプット オススメ度 ★★★★★
目をつぶって、仕事のこと、プライベートなこと、など考えます。
意外と、忙しい日々を過ごしていると、目をつぶって考えることすら出来ません。
僕は、この瞑想で色々考えましたし、思いついたビジネスアイディアをスマホにメモしたりと、有効に使っていました。
コツは、上記の他の方法で、車酔いしたり、飽きたりしたときに、瞑想タイムに入るのです。
決してスマホゲームなどしてはいけません。
あなたはこの渋滞とどう付き合いますか?
この渋滞問題をどう捉えのかは、その人、次第ですね。
「ヤンゴンの道路は、車線も少なく、信号機も規則性が無い。日本みたいに交通を考えた設計になってない。ダメだな」と見下すのも一向に構いません。
置かれた環境(渋滞)に愚痴を言うのは簡単です。
ミャンマーのような後進国にくると、尚更「上から目線」で、目の前の不便を批判することも簡単です。
僕たち先進国から来る人にとっては、それが変な優越感にもなっています。
しかし、愚痴をいったところで、渋滞が改善されるわけでもありません。
逆に「こんなに車内にいれる時間は他にはない」と、前向きに取り組むべきと思います。
日本では絶対にできないですね(運転手がつかないですから)
この「渋滞」と「Kindle」のコラボのお陰で、何百冊もの本を読んだと思う。
ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシアなど、渋滞はどこもひどいです。
それと、どう向き合っているのかで、その駐在員の資質が問われると思います。
スマホゲームで貴重な時間を消耗させるのか、読書をするのかで、今後の人生は、絶対に変わってくると思います。
もし、あなたが、駐在員であれば、1年のうち何時間車内にいて、その時、何をしていたのかを一度 棚卸ししてみてるのも面白いと思いますよ。